事例22


<詐欺の手口>

 被害者の携帯電話に,サクラから知人と勘違いしたような内容のメールが何度か送られてきた。

 被害者は「間違えていますよ」と何回か返信をしたところ,サクラと連絡を取り合うようになった。

 サクラから送られてくるドメインが有名なテレビ局のアドレスだったこともあり,被害者は,芸能関係の女性と連絡を取っていると誤信し,連絡を行っていた。

 すると,サクラからサイトを通じて連絡が取りたい旨のメールが入り,言われるがままサイトに登録を行った。

 その後,サクラと連絡先を交換するためにはレベルが同じになる必要があると言われ,レベルを上げるためにはサイト内のポイントを購入し,消費する必要がある旨説明を受け,電子マネーを通じて多額のポイントを購入したが,結局,連絡先を交換することは最後までできなかった。