事例20


<詐欺の手口>

1 被害者がフェイスブックで婚活サイトに登録すると,サクラが交際を申し出てきて,頻繁に熱心にやり取りしたいとメールが届いたため,被害者は根負けしてサクラとメール交換を始めた。

  サクラとメール交換するうち,サイトから「文字化けせずにサクラとアドレス交換するには保証システムへの加入,認証手続の実行,フレンドの取得などを行う必要がある」とメールが届いた。

  また,サクラからも「認証に成功したらアドレスも住所も分かるから絶対会える」などとメールが届いた。

  これを信じた被害者は,サクラと文字化けせずにアドレス交換するために,サイトのポイントを購入してこれらの手続を繰り返したが,アドレス交換も住所の交換もできなかった。

2 被害者は,約70万円の損害を受けた。