最新の弁護団取り扱い事例


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  過去の弁護団取扱事例3

  過去の弁護団取扱事例2

  過去の弁護団取扱事例1


<2024.1.15 掲載分>

事例50

 副業サイトにメールすると、40歳、精神科医を名乗る男性から、話を聞いてくれたら報酬700万円を振り込む、振込にはアドレスなどの個人情報交換が必要と返信メールが届き、サイトからポイント購入と認証コードの送信を指示されポイント購入等を繰り返したが、サイトから認証コードが違うとして個人情報を交換も700万円の報酬ももらえず、約150万円の損害をこうむったもの。

  • 被害者  20代女性
  • 加害者  1社
  • 被害額  約150万円
  • 回収額  全額

 

事例51

 サイトのサクラから「俳優の卵で応援してくれたらうれしい」と顔写真付きメールが届き、連絡先交換したいとしてサイトに導かれた後、サイトポイントを購入して連絡交換をしようとしたが、サイトから高額ポイントを要するイベントを紹介され余計にポイント購入代金がかさみ、約140万円の損害をこうむったもの。

  • 被害者  30代女性
  • 加害者  1社
  • 被害額  約140万円
  • 回収額  約120万円

<2023.8.18 掲載分>

事例46

 被害者は、占いサイトから突然メールが届いたことをきっかけに、自称占い師や鑑定士等とやり取りするようになった。占い師等からは、ある特定の言葉をメール送信すれば、金運が上がるなどと言われ、何度もメール送信を促された。被害者はこれを真実だと誤信し、何度もメール送信したが、実際に金運が上がることはなかった。

 なお、メールの送信にあたっては、利用料の支払い(サイトが指定するポイントの購入)が必要であり、占いサイト運営会社はポイント料名目で多額の利用料を得ていたという事案。

  • 被害者  50代女性
  • 加害者  2社
  • 被害額  計約1600万円
  • 回収額  計約1100万円(請求キャンセル分含む)

 

事例47

 出会い系サイトで知り合ったサクラから連絡先交換名目にサイトポイントの購入を求められ、サクラが指定するキーワード送信のためにクレジット決済及び銀行送金により91万円余の損害を被ったもの。

  • 被害者  20代男性
  • 加害者  1社
  • 被害額  約91万円
  • 回収額  約76万円

 

事例48

 「LINEでスタンプを送るだけで1日5万円の副収入が稼げる」とのインターネット広告を見て、相手方会社と総額240万円のゴールドコース契約を結び同額の支払いを行ったが、マニュアルには一般的なことが記載されているだけで、素人が記載に従って実践すれば効果が得られる具体的ノウハウは記載されておらず、240万円の損害を被ったもの。

  • 被害者  20代男性
  • 加害者  1社
  • 被害額  240万円
  • 回収額  160万円

 

事例49

 インターネット上で副業を探していたところ、無料で行える副業の案内が届くようになったことから興味を持ち、LINEに登録をした。LINEを通じてやりとりをするようになり、さらに詳しく副業のために必要なシステムなどについて担当者から電話での説明を受けることとなった。

 しかし、実際にはシステムについての詳しい説明はなく、システムの料金プランの説明ばかりであった。その料金は200万円と高額であったことから依頼者が躊躇していると、担当者からは消費者金融からの借り入れで支払うことの説明や、借り入れしたお金も副業ですぐに返済できるとの説得が続いた。

 結局、依頼者はこれを信じ、消費者金融から多額の借り入れを経てシステム料金200万円を支払った。

 ところが、そのシステムは、出会い系サイト内においてサクラとして稼働するためのシステムであり、詐欺行為の片棒を担ぐことで利益を得るという仕組みであった。

 依頼者はそのような副業を望んでいた訳ではないこと、当初からそのような説明はなかったことなどを理由として返金を求めることとした。

 そして、依頼者と相手方会社との間では返金交渉が実現しなかったため、代理人弁護士が介入し、示談交渉を経て全額返金が実現した。

  • 被害者  40代男性
  • 加害者  1社
  • 被害額  200万円
  • 回収額  200万円