事例1


<詐欺の手口>

  1.  被害者は、出会い系サイトを装った加害サイトから、サイト登録すれば多額の金銭提供を含む特別会員資格を取得できるなどとさまざまな形の利益提供をメールで持ち掛けられ、サイト登録した。
  2.  加害サイトは、サイトとは無関係な女性写真をサイトに掲載し、これに源氏名をつけて、サクラに女性になりすまさせて金銭提供を含む特別会員資格等の提供を被害者に持ち掛けさせ、色と金仕掛けで被害者を取り込み、特別会員資格等を取得するためには、サイトの指示に従い合言葉と指定手数料を振り込む必要があるなどと被害者をだまし、1回につき15万円から140万円の金銭をサイト口座に振込送金させた。
  3.  被害者は、加害サイトの指示に従い合言葉と多額の振込手数料を振り込めばいずれ手続きを完了し、サクラや加害サイトのいう特別会員資格等を取得することができ、それまでに振り込んだ金銭以上の利益を得られると誤信して送金を続けたが、手続きが完了することはなく、加害サイト5社から計約4300万円をだまし取られた。