事例6


<詐欺の手口>

  1.    加害サイトは,インターネット上に「自宅にいてメールで相手の相談を簡単に聞くだけで収入が得られる」との広告を掲載し,被害者を加害サイトに引き込んだ。
  2.  被害者が加害サイトに登録したところ,「K」(男性)と名乗るサクラから,悩みがあるので相談に乗ってほしい,というメールが届いた。
  3.  被害者が,ちょっとした相談に乗ったところ,「K」から,謝礼の300万円を送金したいといって,アドレス交換を持ちかけられた。
  4.  加害サイトからは,アドレス交換手続にはお金がかかると言われ,被害者は,加害サイトに指示された費用を,銀行振込,電子マネーでの支払,クレジット決済などを行った。
  5.  しかし,被害者がアドレス交換しようとするたびに,「パスワードの入力ミス」,「決められた時間を経過した」などと,失敗を繰り返し,やり直すたびにより高額の費用の支払を求められた。
  6.  結局,何度繰り返してもアドレス交換はできず,合計約290万円の損害をこうむった。